江戸時代にタイムスリップしてみよう!
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資料名称春興手習出精雙六/寺子入いろは双六 広重
作者名:歌川広重
「振出し」には「寺子入いろは」とあり、入門者を迎える玄関の衝立(ついたて)には「あさか山いろはにほへとさくや梅」とある。寺子屋の学習過程を双六にまとめたもので、右下から左上へ、はもん、留られ、童部子宝(わらべこだから)、都路(みやこじ)、江戸方角、国尽(くにづくし)、名頭(ながしら)、たて文、源氏、女今川、ちらし文、女国づくし、庭訓往来(ていきんおうらい)、消息往来(しょうそくおうらい)、隅田川往来、商売往来、風月往来、褒美(ほうび)、席書(せきがき)となっている。上りは、天満宮で「御鏡にしら梅寒きあした哉(かな)」「鶯(うぐいす)にひかり和らぐ宮居かな」の歌。