つくってみよう!遊べる浮世絵
江戸時代の子どもたちに大人気だったのが「おもちゃ絵」と呼ばれる浮世絵です。おもちゃ絵は文字通り「遊んで楽しむ」もの。名所絵や美人絵のような「見て楽しむ」浮世絵と違い、その魅力を感じるためには、実際に手に取って、遊んでみるのが一番です。
このページでは実際に遊べるように、おもちゃ絵の印刷用データと遊び方を紹介した動画を掲載しています。みなさんもぜひ「おもちゃ絵」を実際に手に取って、遊んでみましょう!
印刷のヒント:その1からその4までの浮世絵は、B4サイズの紙に印刷をすると本物の浮世絵とほぼ同じ大きさ(大判:39×27センチ前後)になります。また、その5の浮世絵(すごろく)の元の大きさは、59×70センチほどです。
-
その1:風車をまわそう!
(難易度:★)1枚のおもちゃ絵から、大小3つのカラフルな風車をつくってみましょう。
用意するもの:のり、はさみ、平らな画びょう、割りばしなどの棒- 使う浮世絵
- 「新板仕立かざぐるま」(一英斎艶長)
作品解説はこちら - 印刷用データURL
- ダウンロードはこちら
-
その2:うつし絵劇場で遊ぼう!
(難易度:★★)江戸時代のアニメーション「うつし絵」をおもちゃ絵で疑似体験してみましょう。
用意するもの:空のティッシュ箱、のり、はさみ、カッター、定規、鉛筆(ペン)、カッターマット- 使う浮世絵
- 「新工風うつしゑ」(歌川芳藤)
作品解説はこちら - 印刷用データURL
- ダウンロードはこちら
-
その3:きれいな小箱をつくろう!
(難易度:★★)大きさも形もさまざまな、かわいい9つの小箱をつくってみましょう。
用意するもの:のり、はさみ、カッター、定規、洗濯ばさみ、カッターマット- 使う浮世絵
- 「やまと新聞 九百六十六号付録 御歳暮」(作者未詳)
作品解説はこちら - 印刷用データURL
- ダウンロードはこちら
-
その4:よろいかぶとを組み立てよう!
(難易度:★★★)端午の節句(五月五日)に飾られる鎧兜をつくります。むずかしいですよ!
用意するもの:のり、はさみ、カッター、定規、洗濯ばさみ、インクの出なくなったボールペン、つまようじ、カッターマット- 使う浮世絵
- 「鎧甲組上げ」(一林斎芳重)
作品解説はこちら - 印刷用データURL
- ダウンロードはこちら
-
その5:すごろくで運だめし!
(難易度:★)江戸時代のすごろくを、家族や友だちとあそんでみましょう!
用意するもの:サイコロ、すごろくの駒になるもの(なんでもOK!)- 使う浮世絵
- 「莟花江戸子数語録」(歌川国芳)
作品解説はこちら - 印刷用データURL
- ダウンロードはこちら
【謝辞】
このページに掲載した動画は、2021年に横須賀美術館で開催された展覧会「くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵」の関連事業として制作されたもので、展覧会の会期中、横須賀美術館YouTubeチャンネルで公開されていたものです。
当サイトでの掲載を快くご了解いただいた以下関係者のみなさまに、心より感謝申し上げます。(肩書は制作当時、敬称略)
企画: | 横須賀美術館/監修・指導:藤澤紫(國學院大學文学部教授) |
---|---|
制作: | 松浦里彩、石隈聡美、山口希、浅川綾菜、長瀬由香(以上、國學院大學藤澤研究室) |
日野原清水(横須賀美術館) |