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新板子供遊びの内 百物がたりのまなび シンパンコドモアソビノウチ ヒャクモノガタリノマナビ

新板子供遊びの内 百物がたりのまなび 

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作者名 芳虎   (一猛斎 芳虎/歌川 芳虎)
作者名ヨミ ヨシトラ  (イチモウサイ ヨシトラ/ウタガワ ヨシトラ)
代表明細・シリーズ名称 新板子供遊びの内
落款等備考 一猛斎芳虎画
制作者備考 伊勢屋利兵衛
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 天保頃
西暦 1830-1844
形態 大判(横)
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 遊戯画 遊び
内容3 百物語 火鉢 行燈 おばけ(かかし) びょうぶ 怪談話 長火鉢 季節(冬)

追加情報

子どもによる「百物語」の遊びである。「百物語」はいわば怪談会で、夜、行灯に百本の灯心を入れ、怪談を一つ語るごとに灯心を一つ消し、全部終り真暗になると妖怪・お化けが現れるとされた遊びである。ここでは、その怪談会を子どもたちが楽しんでいる。
右手では、大きな火鉢をかこんで子どもたちが座り、正面を向いた子が手振りを入れながら怪談を語っている。背後には行灯が置かれ、中央にはチョウを描いた屏風が立ててある。左手には長火鉢があり、三人の子がお茶を飲んだりくつろいでいたが、屏風のかげから突然お化けのかかしが現れ、逃げまどっている。座敷のあちこちには、急須、花わん、菓子袋、菓子盆などがあり、冬の夜の楽しみだった様子がうかがえる。
百物語が子どもの間でも流行っていたことを示すとともに、「百物がたりのまなび」とあることから、異年令の子どもが集まって順番で怪談を話すこの会が「まなび」とされていたことが注目される。こわい話をするのも、聞くのも学びだったのだ。

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