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幼童云此奴和日本  ヨウドウコイツハニホントイウ

幼童云此奴和日本  

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作者名 清長   (鳥居 清長)
作者名ヨミ キヨナガ   (トリイ キヨナガ)
代表明細・シリーズ名称 幼童云此奴和日本
落款等備考 清長画
制作者備考 蔦屋重三郎
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 寛政3年
西暦 1791
形態 中判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 遊戯画 唐子絵
内容3 鞠つき 羽根突き 少女 赤ん坊

追加情報

「幼童此奴(こいつ)は日本と云(いう)」がシリーズ名であり、全作品にさらに「絵草紙を見て自(より)、其(その)画意を遊ぶ」と添えてある。十枚ほどの揃物で、いずれも唐子の姿をした子どもたちが、日本の遊びや手習いを楽しんでおり、遊戯画になっている。
手前では二人の女児がまりつきをしており、右に赤ん坊を抱いた母が立ってながめている。後ろでは、二人の娘が追羽根突ききを楽しんでいる。いずれも衣装・髪形は中国人である。まりつきは、日中双方にあったが、追羽根は日本の正月遊びである。上部の雲形の中に、羽根が上っている。背後には中国風の庭石と柳が見えている。
美人画で知られる清長だが「戯童十二月」「子宝五節遊」「金太郎」など、子ども絵も多数手がけており、この「幼童云此奴和日本」は、子ども絵の代表作の一つである。
幼童云此奴和日本
自見絵草紙
遊其画意 三
・極印により「前の極字印」が使われた時代(寛政2年~文化1年)だが、寛政3年の作とされている。
・この揃物は、一 読書、二 書画、三 鞠羽子、四 福引、五 凧揚げ、七 太鼓、八 かるた、九 芝居遊び、が知られている。

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