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恩愛撫子合 唐なでしこ
オンアイ ナデシコアワセ カラナデシコ (オンナイ ナデシコアワセ)
作者名
二代 豊国 (二代 歌川 豊國/三代 歌川 豊国/歌川 国貞)
作者名ヨミ
2ダイ トヨクニ (2ダイ ウタガワ トヨクニ/3ダイ ウタガワ トヨクニ/ウタガワ クニサダ)
代表明細・シリーズ名称
恩愛撫子合
落款等備考
國貞改二代 豊國画
制作者備考
総州屋与兵衛(総与)
印章等
名主1 版元
印章注記
名主:衣笠
時代区分
弘化元年頃
西暦
1844
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
母子絵
内容3
育児 母と子(女子 少女) 糸まき 撫子 唐なでしこ
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
なでしこにちなんだ母子絵である。撫子は、小さくてかわいい花を愛児に見立てて呼ばれた。さまざまな撫子の種類にちなんだ歌と母子絵を組み合わせた揃物。
こま絵は「唐なでしこ」で、本絵は糸まきをする母と娘である。母は立てひざで座り
娘と調子を合わせて糸をまき取っている。
唐なでしこは石竹ともいい、平安時代に中国から渡来した。この際に、従来から
あるカワラナデシコを大和撫子と呼んで区別し、日本女性の美しさのたとえとする
ようになった。唐なでしこは江戸時代に栽培が流行した。
撫子(なでしこ)にちなんで、母子の愛情あふれる日常生活を描いたシリーズの一つである。
恩愛撫子合唐なでしこ
雨や日をほとよくうけしはち植の
から撫子をそたちはえせる
鶴のや
国貞改二代豊国画
(小泉吉永氏翻刻)
国貞が豊国(三代)を名のったのは弘化元年からである。
撫子は、小さくてかわいい花を愛児に擬して名付けたとされる。
平安時代に中国原産のカラナデシコが伝来し、日本在来のものをヤマトナデシコ(大和撫子)と呼んで区別するようになった。ヤマトナデシコにも、カワラナデシコなどさまざまな品種がある。
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