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金太郎鷲掴みの図
キンタロウワシヅカミノズ
作者名
春朗 (勝川 春朗/葛飾 北斎)
作者名ヨミ
シュンロウ (カツカワ シュンロウ/カツシカ ホクサイ)
代表明細・シリーズ名称
落款等備考
春朗画
制作者備考
西村屋与八
印章等
版元
印章注記
時代区分
寛政初年頃
西暦
1789-1792
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども物語絵
内容2
金太郎絵
内容3
金太郎 鷲 熊
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
北斎の若い時代の作品だが、猛禽・猛獣をも従えた金太郎の勇壮な姿を力強いタッチで表現しており、金太郎絵の名品の一つである。現在は金太郎といえば5月の端午の節供に好まれるが、江戸時代は正月の吉祥画として売り出され、この金太郎も衣に寿の字があり、子どもが壮健で長命であることを願った新年の吉祥画の一つであろう。
赤い肌の金太郎が、右手で猛禽の鷲を左手で猛獣の熊をつかみ、両者を従える勇者であることを示している。金太郎の緑の衣には寿の字(ないしは永寿)が染め抜いてあり、背後には今も若葉をつけた老樹が見え、全体として壮健長寿を示している。
春朗は北斎が絵師として最初に使った雅号であり、若くして力量を発揮していたことをうかがわせる力作である。
北斎が春朗を名のったのは安永8年(1779年)から寛政5年(1793年)。
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